ヴァイオレット・エヴァーガーデンの映画を見てきたよ。
うまくまとまっていて、きちんと風呂敷を畳んでました。
なんだかんだでハッピーエンド。
映像の美しさはさすが京アニというところ。
質が下がっていないのは凄いと思いました。
特典の小説は、そのうちまとめて本にして出すか、
DVDやブルーレイ出す時に特典として付けてほしいですね。
最終的にヴァイオレット・エヴァーガーデンは、
伝説の自動手記人形になったんでしょうねえ。
切手になるぐらいだから。
少佐をヒモとして養ってそうだけど、
本人たちが倖せならそれでいいやね。
(自動手記人形の給与がどの程度のものなのか、
作中で表示されていたかもはや覚えていないが、
昔あったタイピストなんかよりも高そう)
アニメ放送時には特に気にならなかったんだが、
映画を見ていて気が付いたのが義手の違和感。
キャラクターの特徴づけの為に義手を付けたと思うんですが、
実の所、別にヴァイオレットにああいうハンデを付ける意味はない。
確かに印象深くなるんだけど・・・。
義手は触感以外はほぼ人間の手と同性能で、出力は人間を遥かに上回り、
非常に高性能かつ、メンテがお手軽。
しかも海水につけても劣化しない。
材質と重量も詳しく出てこない。本筋に関係ないからな。
金属っぽいんだけど、あのサイズで全部金属なら
相当な重量になるはずだが、重そうにしている描写がありません。
愛用してる大きな鞄が男性でも片手で持てない重量で、
それを軽々と持ってると設定されてるので、超筋力の持ち主なんですね。
2020年現在の最高峰の義手が耐久性と出力以外ではようやく
追いついたかというレベルの超技術の産物。
作中、義手であること自体についての問題点は出てこない。
多分、劇中でも類似品が見られない、なぜか軍用のもの。
義足も同水準のものがあるはずだが全く出てこない。
お値段は・・・軽く見積もっても億円単位。
どのようにしてヴァイオレットに着用されるように
手が回ったのだろうか?(大佐が手回ししたのだろうか)
これほどの技術力がある割に、電話が最新技術になってたりするあたり、
作者はまず義手をキャラ立ての道具に考え、義手の超高度な技術力と
作品中の一般技術水準の差についてはあんまり考えてなかったっぽい。
雰囲気を重視したんだろうね。
キャラ立てには確かに成功してるので、別に文句もないんですが・・・。
この義手をデザインした方にパワードスーツをデザインしてもらったら、
どんなステキデザインになるのか非常に興味があります。